平成29年(2017年)8月31日(木)13:30~15:00
保育士相談~トイレトレーニング~
この日は2カ月~4歳のお子さんと幅広い年齢層で、11組の参加でした。今日の講師は井土ヶ谷保育園育児支援担当の三好三恵先生と、小川美彩子先生でした。
参加者のうち、3組がすでにトイレトレーニングを始めていました。すでに始めている方に具体的にどういう方法でやっているか話してもらいました。
トイレでできるようになるには「体の機能が整う」「トイレを認識する」「ある程度言葉が分かる」
これがそろって、初めてできるようになるそうです。
赤ちゃんのうちから、声をかけながらおむつを替える
(言葉は話せなくても伝わっている)→「おしっこでたね」「とりかえようね」「さっぱりしたね~」などと実況中継をしてあげる。そうするとおむつ替えを通して親子のやり取りが増え、お子さんはお母さん、お父さんが自分を見てくれていると感じます。そうすると、なにかしらのサインを出すようになってきます。
[ステップ1]
排泄のイメージを教えましょう。
トイレにくっついてくる時期は、「ここはおしっこをするところ」と認識させるチャンス。
[ステップ2]
トイレ(おまる)に誘う。お子さんからのサインが分かっても無理には連れて行かない。
出来たらとにかくほめてあげる。
誘うポイントは、子どもの行動の切れ目などがよい。
(先生の経験談)便座にお子さんを座らせたら、ママが前にしゃがみ,子どもの足をモモに乗せると体が安定して落ち着いて座れます。
[ステップ3]
1日のうちの半分ぐらいをトイレで出来たり、外出先や夜以外はおむつが濡れなくなったらパンツをはかせてみましょう。
好きな柄のパンツにすると濡らさなくなるかもしれません。
トレーニング中だけ、カーペット等をはずして掃除をしやすいようにするだけで、ママのイライラが減るかもね。
*失敗しても絶対に怒らない。失敗するのは、お子さんのせいではないのです。まだ、機能が整ってないだけか、誘うタイミングが合わなかっただけなのです。
講座の後半は、2歳児の担任をしている小川美彩子先生からのお話しでした。
現在、16人のお子さんを担当していて、おむつがはずれているお子さんは、1人だそうです。保育園でも、食事の前や、外遊びの前等行動の切れ目でトイレに誘っているそうです。「年齢的に自我が芽生えているので、お子さんの気持ちを優先しています。トイレに誘って嫌がるお子さんは、何かに夢中になっていることが多いようです。
3歳ぐらいになり、自分の身の回りの事をやりはじめたらチャンスだと思います。
お子さんの気持ちは、振り子のようだと思ってあげてください。」と言っていて、なるほど・・・。と思いました。
やる時もやらない時もきちんと認めてあげて、1人の人間として接してあげてほしい。
お子さんの成長は、階段のように進んで行きます。1つ出来るようになったら、しばらく平行線。次に出来るようになったら、平行線。あせらなくて大丈夫です。
最後に、
お楽しみタイム
で手遊びや絵本を読んでくれました。