9月28日(水)に、睦地域ケアプラザで
南区の各方面より74名(大人26名・子ども24名・
スタッフや施設関係者24名)が集まり、防災ママカフェを開催しました。
講師のかもん氏は、東日本大震災時に被災地のママたちに
10か月もの間段ボール950コも送るという活動をされました。
その経験を通し、被災地のママたちの生の声を
生かした防災活動をされています。
最初に、5年前の東日本大震災のニュースや映像が流れました。
涙をぬぐう参加者が会場のあちこちで見受けられ、
あらためて忘れてはいけないことだと胸に刻みました。
次に、配布された冊子とともに、時系列(その時、翌日~3日後、
4日後~7日後)にママがすることを教えていただきました。
災害で停電したとき、家族の連絡先は言える?

パパの携帯番号・祖父母の連絡先・保育園・幼稚園の
電話番号を紙に控えて持ち歩く
会社に10日間の備蓄がある

パパは10日間帰宅しないと想定する
夜真っ暗なトイレ、プライベートがない体育館、
子どもが食べられる食料はあるの?

避難場所は子どもや女性にとって必ずしも安心な場所ではない
子どものための備蓄とは?

子ども用簡易トイレ、子どもが食べ慣れている食糧の備蓄、
オムツ・子ども用マスク など
南区で想定できる災害は、富士山や箱根山の噴火、東海地震。
区民19万8866人に対し救急車の台数はたった3台



。
災害時のケガにもある程度対処できるようにする必要性を実感しました。
ママができる備えとしては、

防災ポーチとして子ども用マスクや飲料水を入れ、日常的に持ち歩く。

家に備えておく防災バックの中身は、
子どもの成長に合わせて半年毎に見直し10キロまでにまとめる。

100均ショップで「あると便利グッズ」を調達しておく。
などママ目線でできることを紹介いただいきました。
*各ひろばには、当日配布された「その時ママがすることは?」の
冊子の閲覧用があります。来所の際に、ご覧いただけます。
取材したスタッフの感想
講演では、被災を経験した子育て中のママのたくさんの
リアルな体験が紹介され、とても参考になりました。
大人だけの防災よりも、たくさんのシミュレーションが必要です。
今回はたくさんの両ひろばのスタッフも参加者の方と情報を共有しました。
スタッフである私もできること第一歩として、夫の携帯電話と職場の電話番号、
子どもたちの学校の電話番号を確認し、控えたものを財布に入れました。
印象に残った言葉
・必ず来る「その時」。ママが知っていれば、備えていれば、守れる命がある。
・一番大切な子どもの命を助けるには、ママがまず自分の命を守ること
・どうしたら助かるか?シミュレーションをたくさんして考え行動を起こす
・資料の冊子(*)を一度読んでおくだけでも、シミュレーションになる
・地球は生きているので、地震は当たりまえ
・できることをやっておくことで、後悔を減らす
参加者の感想
・東北のお話だけではなく、ピンポイントで南区の状況についても
教えていただき、身の引き締まる思いでした。
今まで、色々と防災の話は聞いてきましたが、一番考えさせられました。
本当にありがとうございました。(Sさん)
・子ども連れに特化したリアルな話だと思いました。
避難所が必ずしも安全だとは限らないというのは、
子連れならではだと思いました。(Aさん)
・話のなかで「こう思っていませんか?」という質問が
ほとんど図星だった。今までTVの特集など見ても怖いけど
何とかなるだろうと思っていたが、今日備えた知識を何とかしないと
(すぐに行動に移さないと)まずいと思った。(Nさん)
・実際に被災したママたちの生の声が一番参考になりました。
備えて地震をむやみにこわがらず、落ち着いて行動が出来るように、
今日から早速準備していきます。(Hさん)